こんにちは。パーソナルトレーニングジム&プライベートジムLEAFの西田です。今日は食べても太りにくい栄養素について話していきます。
栄養素といっても、いくつか種類があります。
まず、カロリーがある栄養素は、3つ+1つしかありません。
- 糖質
- 脂質
- たんぱく質
- アルコール
です。この3つ+1つの栄養素しか、カロリーはありません。そしてこの3つの栄養素が、すべて同じかというとそうではありません。
まず、カロリーの面からいうと、3つの栄養素ごとで、カロリーが違います。
- 糖質1gあたり・・・4kcal
- 脂質1gあたり・・・9kcal
- たんぱく質1gあたり・・・4kcal
- アルコール1gあたり・・・約7kcal
見ていただくとわかるのですが、糖質とたんぱく質は1gあたり4kcalなのですが、脂質だけ1gあたり9kcalもあるのです。2倍以上ですね。
この栄養素を何十gから何百gも取るのですから、その差は大きいものになります。ですので、ダイエットしたい方や、太りたくない方、引き締めたい方などは、脂質の取りすぎに注意しましょう。
食事誘発性体熱産生とは?
それと、この3つの栄養素を摂取して、消化されて体に吸収されるのですが、実はこの摂取して消化吸収される過程でも、カロリーは消費されるのです。
ご飯を食べたあとに、体が熱くなり汗をかいたりしたことがあると思います。それは、こういう原理からきています。
この栄養素を摂取して、消化・吸収に使われるカロリーの事を、「食事誘発性体熱産生」と言います。そして、3つの栄養素のカロリーがそれぞれ違うように、「食事誘発性体熱産生」によって使われるカロリーも栄養素ごとに違うのです。
- 糖質・・・約6%
- 脂質・・・約4%
- たんぱく質・・・約30%
かなり栄養素ごとに違いがありますね。
たんぱく質の食事誘発性体熱産生は、飛び抜けて多いです。この2つのことから、言えることは、一番太りやすくダイエットなどの邪魔をする栄養素は、脂質。摂取してもカロリーが低く、そしてカロリーを消費させやすい栄養素は、たんぱく質。という結論になります。
最後はけっこう当たり前の結果になりましたね。ですので、ダイエットをしたい方、引き締めたい方、太りたくない方などは、脂質の取りすぎに気をつけましょう!
そして、たんぱく質を多く取るようにすると、太りにくくなりますよ。そしてたんぱく質は、筋肉など体を作る材料となります。
ですのでダイエット中に、たんぱく質の摂取量が少なくなってしまうと、筋肉が減りやすくなってしまいます。筋肉が減ると「基礎代謝」というものが減ってしまうので、ダイエットしにくくなってしまったり、太りやすくなってしまったりしますので、ご用心です。
ということで、ダイエット中は、脂質を控えて、たんぱく質を多く取るようにしましょう。
リーフでダイエットされている方でも、こんなにたんぱく質を摂っても大丈夫ですか?と心配される方はけっこういらっしゃいます。しかし問題ありません。糖質を脂質を控えるようにすれば、ほぼ確実に脂肪は減っていきますよ。