こんにちは。パーソナルトレーナーの西田です。
ダイエットやバルクアップなどの体づくりで成果を出すということにおいて、正しい努力を継続するということが全てです。
正しい努力をすれば、やった分だけ成果が出ます。なので、続ければ続けるほど成果も大きくなります。成果もでるのでモチベーションも続きやすいです。
これが間違った努力だと、やった分以下の成果しか出ません。続けても無駄な努力になってしまいます。つまり効率的ではないということですね。頑張っても成果に繋がらないので、モチベーションも落ちやすいです。
テレビやネットには、ダイエットや筋トレについての様々な情報があふれています。正しい情報もあれば間違った情報もあります。間違った情報を信じてしまうと、間違った努力をしてしまうので、頑張っても成果につながりません。
なので、正しい知識を身につけて、正しい努力を続けていくことが、体づくりで成果を出すための近道になります。
そのためには、本やネットなどで体づくりについての勉強をすることが大事です。
しっかりと勉強をして、どの方法が正しい方法なのか、どの方法が間違った方法なのかを理解した上で、正しい方法で体づくりを進めていかないと成果は出ません。
しかし、正しい知識を得るために勉強していく上で、注意していただきたいことがあります。
これにはまってしまうと、いつまでたっても理想の体に近づくことができなくなってしまうのです。
知識の隙間理論
それは、「知識の隙間理論」にはまらないように気をつけるということです。
これにはまってしまうと、いつまでたっても理想の体になることができません。
知識の隙間理論とは、勉強をして知識が増えれば増えるほど、知識と知識の隙間を認識できるようになり、そしてその隙間を埋めたくてしょうがなくなってしまうという理論のことです。
これは勉強家の方が陥りやすかったりするので、真面目な方や勉強家の方ほど注意が必要です。
何かを勉強すると知識が増えていきますよね?
勉強を進めていくと、何となくその分野の全体像が見えてくるわけです。
そうすると、知識と知識の間に、自分が知らない知識があることに気づくわけです。
これが「知識の隙間」というものです。
そしてこの知識の隙間があることがわかってしまうと、この知識の隙間を埋めたい!という強い欲求が働くようにできているようです。
特に勉強家の方や、「正しい知識を身につけたい!」という気持ちが強ければ強い方ほど、この知識の隙間が気になってしまうと思います。
僕自身も、けっこう知識の隙間が気になってしまうタイプです。汗
その分野について何も知らない時には、「知識の隙間」もでてこないのですが、ある程度知識が身についてくると、この知識の隙間も見えるようになってくるんですね。
そうなると、その分野に関してもっと勉強したくなるんですね。
勉強すればするほど、知識の隙間が増えていって、どんどん知りたくなってしまうんです。
まぁあまり悪いことではないような気もします。勉強をするモチベーションにもつながりますしね。
でも気をつけないといけないのは、知識の隙間理論に「はまらないようにする」ということです。
はまってしまうと行動力が落ちる
なぜ知識の隙間理論にはまらないように気をつけないといけないかというと、知識の隙間理論にはまってしまうと、行動が遅くなってしまったり、行動力が落ちてしまうからです。
一番最初に言いましたが、体づくりで成果を出す上で「正しい努力を継続する」ということが全てです。つまり、行動しないと成果は出ないんですね。まぁ当たり前です。
ここで大事なことが2つあります。
1、間違った努力ではなく、正しい努力をするために勉強する
2、正しい努力を継続する
この2つです。
目的は「体づくりで成果を出す」ということです。
体づくりの正しい方法を知るために勉強をするというのは大事なのですが、成果を出すためには実際に「行動」をしなければなりません。
しかし、勉強している時に知識の隙間が気になってしまうと、勉強ばかりしてしまいます。そして勉強すればするほど、さらに知識の隙間が気になってしまうんです。笑
そうなると、もっと勉強してしまうんですね。はまってますね〜
はまっちゃうと、行動できなくなってしまうんですね。行動しなければ成果も出ません。
目的が「成果を出すこと」から「知識の隙間を埋めること」にいつの間にか変わってしまうんです。
こうなると、成果が出るのが遅くなってしまいます。
知識も大事だが、行動も大事
知識よりも行動が大事とは言いません。行動と同じくらい、知識や勉強することも重要です。
しかし、直接的に成果につながるのは「行動」です。
正しい知識を得るための勉強はほどほどにしておいて、行動していきましょう!
ある程度勉強してみて、あとは実際に行動してみましょう!
そうすると、上手くいったりいかなかったりします。
上手くいったことは継続して、上手くいかなかったらまた勉強すればいいです。そして行動を修正していきましょう。
パーソナルトレーナーや専門家に頼らずに、自分で体づくりを進めていく際は、失敗しないことなんてありません。必ず失敗すると思います。
でも失敗しても試行錯誤すればいいです。成果を出すために試行錯誤することは楽ではありませんが、けっこう楽しいもんです。
ある程度勉強したら、次は実際に行動することにフォーカスしていきましょう。
試行錯誤なんかしたくない!という方や、なるべく無駄な努力をしたくない!という方は、パーソナルトレーナーなどの専門家をつけることをおすすめします。
パーソナルトレーナーのような専門家は、何をやれば成果が出るというのがわかっていますので、基本的には言われたことをやれば成果が出ると思います。あとは行動力ですね。
しかし、パーソナルトレーナーを選ぶ際にも、ある程度の知識があった方がいいトレーナーを見分けることができると思います。
何も知らないと、どのトレーナーが良くて、どのトレーナーが悪いのか、判断できませんからね。
知識と行動、どちらも大事です。どちらかに偏らないように気をつけていきましょう。
知識は行動するとスキルに変わる
行動すると何がいいかというと、知識がスキルに変わるということです。
勉強するだけでは、なんとなくの知識しか得られません。しかし行動すると、知識がスキルに変わります。
スキルが身につけば、何度だって同じ成果を出すことができるようになりますし、簡単に成果が出せるようになります。
例えば、理想的なダイエットのためには、高たんぱく質・低糖質・低脂質がいいという知識を持っていたとします。
それを実際に行動に移すことによって、どうやったら高たんぱく質にすることができるのか?どうやったら低糖質・低脂質にすることができるのか?といった技術が身につくんですね。
栄養素の計算方法だったり、食材の選び方だったり、調理の方法だったりです。
知識はそのうち忘れてしまいますが、一度スキル・技術として身についてしまえば、あとは成果を出すことが簡単になります。
自分ができることをやれば、成果につながりますからね。
僕自身も、ダイエットとバルクアップを3〜4回ほど繰り返していますが、実践すればするほど簡単に成果が出せるようになってきています。
ですので、勉強だけに力を入れるのではなく、実際に行動してみて知識をスキルに変えましょう。一度スキルが身につけば、体づくりが簡単になりますし、維持するときにも役に立ちますよ。