こんにちは。パーソナルトレーニングジム&プライベートジムLEAFの西田です。トレーニングで成果を出すために重要なことの一つに、「目標設定」があります。
この「目標設定」がうまくいくかどうかが、トレーニングで成果を出すために一番重要だと言っても過言ではありません。
この「目標設定」がうまくいくと、成果を出すための行動が取りたくて仕方なくなります。きついトレーニングも自ら進んでやりたくなりますし、食事の改善も進んでやるようになります。
しかし「目標設定」がうまくいっていないと、成果を出すための行動をしたくなくなります。せっかくうまく行きそうなのに、自ら進んで足を引っ張るようなことをしたりもします。
一体この違いは、なんなのでしょうか?それをこれから、説明していきたいと思います。
快適ゾーンとは?
快適ゾーンという言葉があります。コンフォートゾーンと言ったりもします。
人は快適ゾーンにいるときは、快適です!まぁ当たり前ですよね。ですので、快適ゾーンから出たくありません。
大抵の人は、「今の自分」が「快適ゾーン」になります。ですので、この「快適ゾーン」から、出たくありません。この状態は、「今の自分の状態を維持したい」ということになります。
つまり、「現状を維持したい」「今の自分から、変わりたくない」ということです。
例えば、体重が60kgの人が、70kgに太ってしまったとします。そうすると。その人にとって「快適ゾーン」は「60kg」ですので、どうにかして60kgに「戻そう」という力が働きます。
その人にとって、70kgは快適ではないのです。
ですので、その人にとって快適な60kgに「戻そう」という思いが、勝手に出てくるのです。これが「快適ゾーン」の力になります。自分の「快適ゾーン」を維持したい!!という力が、無意識に働くのです。
そしてこの力は、非常に強いです。ハンパないです、、、
今の自分が「快適ゾーン」になっている方が、ほとんどだと言いましたが、つまりほとんどの人が、今の自分を維持したい。現状を維持したい。という力が常に働いているのです。
先ほどの例えの様に、体が悪い方に行くのも「快適ゾーン」は防いでくれますが、体が良い方に行こうとするのも、「快適ゾーン」は嫌がります。
今の自分が「快適ゾーン」だと、現状を維持したい。という力が強く働くので、良くなろうとしても、それは「快適ゾーン」から外れてしまうのです。
つまり、「快適ゾーン」が今の自分のままなのに、体を良くしたい!体を変えたい!と思って努力しても、それは「快適ゾーン」から外れることになるので、無意識に拒否反応が出てしまうのです。
その結果、せっかく成果が出そうなのに、自分で足を引っ張ってしまうということが起きるのです。
トレーニングが三日ぼうずで続かなかったり、ダイエットしてもリバウンドしてしまったりすることにも、この「快適ゾーン」は関係しています。
例えば、ダイエットをして、リバウンドをしてしまった方の大半は、体重が「増えた」ではなく、体重が「戻った」と言われます。
別に特別意識して言われる言葉ではないと思うのですが、意識していないからこそ、自然と「戻った」という言葉が出てしまうのです。
その人にとっての「快適ゾーン」は体重が重い状態に設定してあるので、痩せたとしても、無意識に「快適ゾーン」に「戻したく」なるのです。
そして、「快適ゾーン」について。コンフォートゾーンと言ったりもします。人は基本的には、「今の自分」が「快適ゾーン」になっている方がほとんどです。
そしてこの「快適ゾーン」から、人は出来るだけ出たくありません。なぜなら、快適で心地がいいからです。
つまり「現在の自分」が「快適ゾーン」になっている場合は、無意識のうちに「現状を維持したい!」という強い力が働きます。
この「快適ゾーン」が今の自分に設定されているので、トレーニングが三日ぼうずになってしまったり、ダイエットでリバウンドしてしまう方が多かったりする理由の一つになります。
それでは、どのようにしたらいいのでしょうか??
快適ゾーンを変える
簡単です。快適ゾーンを、変えてしまえばいいのです。
今の自分を快適ゾーンにするのではなく、自分がなりたい自分、理想の自分を快適ゾーンにしてしまいましょう。
そうなると、快適ゾーンに入りたい!!という強い力が働きます。そうなると、快適ゾーンに入るための行動を取りたくて仕方なくなりますし、思考回路が変わります。
「どうやったら、なりたい自分、理想の自分になれるのだろうか?」
という思考回路になるのです。
大抵の方の快適ゾーンは、今の自分に設定されているということは、先ほども言いました。しかし多くの方は、何かしらの欲求があると思います。
例えば、「あと7kg痩せたいな〜」「細マッチョになりたい!」「もっと体力をつけたいな」
などなどです。要するに、どちらの自分を優先するか?ということになります。
「今の自分」と「なりたい自分」の2つが存在します。
「なりたい自分」が快適ゾーンになっている場合は、「なりたい自分」の方が優先されます。
そうなると、思考回路が「どうやったらなりたい自分になれるのだろうか?」という思考回路になります。
「今の自分」快適ゾーンになっている場合は、「今の自分」が優先されます。
しかし、「なりたい自分」になりたいという気持ちもあります。しかし優先度は「今の自分」の方が高いです。
そうすると、どのような思考回路になるかというと、「なりたい自分になれない理由を探す」という思考回路になります。
これは無意識に起こります。
「なりたい自分」が快適ゾーンになっている場合は、「どうやったらなりたい自分になれるのだろうか?」と勝手に考えて、どんどん行動に移していきます。
いいですね。
「今の自分」が快適ゾーンになっている場合は、無意識に「なりたい自分になれない理由を探す」ということをしてしまい、理由や言い訳をしてしまうのです。
何が言いたいかというと、これを知っておくと、今の自分の快適ゾーンがどこに設定してあるか、気づくことが出来ます。
「どうやったらなりたい自分になれるか?」と考え、自然と行動に移せているときは、オッケーです。
「快適ゾーン」は、「なりたい自分」に設定されています。
無意識に、自然と「できない理由を探す」という思考回路になってしまっている場合は、「快適ゾーン」が「今の自分」になってしまっているときです。
そんなときに、このことを知っておくと、気づくことが出来ます。
おっとまずいぞ。「快適ゾーン」が「今の自分」になってしまっているぞ。と気づくことが出来ます。
気づいたら、目標を再度確認して、「快適ゾーン」を「なりたい自分」に設定しなおしましょう!そうすると、自然と思考回路が変わり、行動力が上がりますよ!
自分の意思と、快適ゾーンのどちらが強いかといえば、「快適ゾーン」の方が強いです。
「快適ゾーン」を無視して、成果を出したとしても、元に戻そうという力が働きますので、気をつけましょう。
快適ゾーンを目標の自分にするには?
では、どうやれば快適ゾーンが「目標の自分」になるのでしょうか?それでは、結論から言いたいと思います。快適ゾーンを「目標の自分」に変えるためには、、、、
リアリティーを、高める
快適ゾーンを「目標の自分」にするためには、「今の自分」より「目標の自分」の「リアリティー」を高める必要があります。
「今の自分」
「目標の自分」
この二つのうち、リアリティーが高い方が、快適ゾーンに設定されます。
例えば、アクション映画などを見ているとき、映画に見入っている人は、アクションシーンの時に、「ビクッ!!」となりますよね?
テキトーに、ボーっとしてみている人は、激しいアクションシーンでも「ビクッ!!」となりません。
映画に見入っている方は、「今の自分」よりも「映画の中」のリアリティーが高くなっているわけです。ですので、現実では何も起きていないのに、「ビクッ!!」となってしまうのです。
「今の自分」は現実です。リアリティーが有って当然ですよね。
しかし、「目標の自分」を快適ゾーンにしたいならば、リアリティーが高くて当然の「今の自分」よりも、「目標の自分」のリアリティーを高くする必要があります。
それでは、どうやって「目標の自分」のリアリティーを高めればいいのでしょうか?
I×V=R
I(イメージ)×V(臨場感)=R(リアリティー)
になります。
「目標の自分」のリアリティーを上げるためには、「目標の自分」を「イメージ」して、「臨場感」を上げればいいのです。そうすれば、「目標の自分」の、「リアリティー」が高くなります。
大事ですので、もう一度書きます。
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I(イメージ)×V(臨場感)=R(リアリティー)
「目標の自分」のリアリティーを上げるためには、「目標の自分」を「イメージ」して、「臨場感」を上げる。
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ではどのようにしてリアリィをあげれば良いかについて、説明しています。
リアリティをあげる5つの方法
紙に書く
これ基本です!!まずは、紙に自分の目標を書きましょう。
一回書いて、目に見えるところに貼っておくのもいいですし、毎日紙に目標を書くのもオススメです。
言葉に出す
書いた目標を、言葉に出しましょう!
10回でも20回でも、2分でもなんでもいいので、声に出して読みましょう。
出来れば、毎日です。
イメージトレーニング
次は、イメトレです。
「目標を達成したら、どうなるかな〜」と想像してみましょう。「ハワイに行ったら、なにしようかな〜」と同じように、楽しみながら想像することがコツです。
写真や動画を見る
これもかなりオススメです。ユーチューブなどで、自分の理想の体に近い方を探しましょう。
そして動画を見まくります。
グーグルで写真を検索してもいいと思います。
私のオススメは、ユーチューブの動画ので結構ある、ビフォーアフター系の動画です。みなさん体が変わってくると、自分に自信が出てきているのがわかります。
この動画の方は、だいぶ自信ついてる感じでていますね。笑
http://youtu.be/UWCiSoaIBm4
行動したら自分を褒める!
そして、目標達成のために少しでも行動をしたら、自分を褒めましょう!これはすごく大事です。三日坊主でも、全然オッケーです。
三日もやったぞ!私ってすごいな。と褒めましょう。
運動が続かなかったりした時に、
「私って、ダメだな〜」
と自分自身を、すべて否定してしまう方もいらっしゃるでしょう。これを、「人格否定」と言います。
続けることの出来なかった「自分全体」を否定してしまうことです。「人格否定」ではなく、「部分否定」にしましょう。
これは、自分はオッケー!でも少しサボった「部分」はダメだったな。という考え方です。
こんな時は、
「三日も運動したぞ!さすが私!すごい!でも昨日はサボってしまったから、そこは繰り返さないようにしよう!」
と考えます。
そうすると行動した自分に、自信がついてきます。自信がつくと、さらに行動する。褒める。自信がつく。行動する。といういい循環が生まれます。
以上、5つです。
よかったら、やってみてくださいね。